「IT留学」という言葉を聞いたことがありますか?IT留学は英語学習に加えてプログラミングも学べるとして、IT留学が近年注目を増してきています。
とはいえ
- わざわざ海外に行ってまでプログラミングを学ぶ必要があるのか
- 留学が人気になっている理由はなんなのか
という疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は「セブ島IT留学の魅力」について詳しく紹介していきます。記事の後半ではセブ島でおすすめのIT学校も紹介しているので、 IT留学を検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
IT留学って何?
IT留学とは「ITスキル」と「英語」の両方を学べる海外留学のことです。セブ島の場合は基本的にエンジニアやプログラミング、デザインなどのIT技術を4時間、英語学習を4時間、1日計8時間前後を学習する内容となっています。
留学期間は学校やコース内容によって1ヶ月程度の短期間もあれば、長期間では1年などとさまざま選択することができます。
わざわざ海外で「IT×英語」の学習をする理由
ITスキルを学ぼうとしたとき講師と対面で学べるオフラインだけでなく、インターネットを通じて学ぶオンラインも主流となっています。しかし「なぜわざわざ海外まで行ってITスキルを獲得する必要があるのか?」「日本と海外で学ぶのとではどんな違いがあるのか?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
日本でIT技術を学ぼうとしてもお金はかかるのに、留学となると拠点を海外に置くわけですから、住む場所・食事・移動費など別途で費用がかかるのは当然のことです。
それではわざわざ海外に行ってまでIT学習する理由や、英語を同時に学ぶ理由を3つ紹介していきます。
①日本国内のIT人材不足
②グローバル化の加速
③海外就職にも強い
それでは順番に見ていきましょう。
理由①日本国内のIT人材不足
日本は少子高齢化社会問題と、すべての業界においてデジタル環境が加速していることも加わり、日本国内においてITの人材不足が深刻化しています。ITの需要は高まっているにもかかわらず人材不足が増加しているため、2030年には79万人も不足すると言われています。
ここ数年でIT学習を提供する会社やオンラインで学べる機会が多くなっているため、IT技術を持っている人自体は増加傾向にあります。しかし企業が求める技術レベルに達していないことも多く、実際に採用されるケースが急激に増加しているとは限りません。
理由②グローバル化の加速
少子高齢化が深刻化していることによって、人材を確保するため外国人労働者を採用する企業が増えてきています。インターネットを通じればメール、ビデオ会議、通話などが可能なため、日本国内で採用しなくとも、世界中の人と一緒に仕事をすることもあるでしょう。
外国人労働者を多く受け入れるということは社内外でのコミュニケーションツールとして、英語のスキルも重要となってきているということです。
理由③海外就職にも強い
英語でコミュニケーションがとれるということは、日本語しか話せない他の技術者と差別化できることから、採用される確率は高くなります。その他にも万が一日本で就職が上手くいかなかった場合でも、世界と言う広いフィールドで戦う選択肢が増えるということです。
またITの差先端国であるアメリカやカナダなどから、日々最新のIT技術が発信されています。しかし日本語に翻訳された資料(Webサイトなど)は非常に少ないこと、または時間がずいぶんと経ってから日本に入ってくるため、日本語だけで情報を調べようとすると必然的に遅くなると言うことです。
つまり主に英語でまとめられた最新技術の資料を素早く理解しインプットすることで、外資系企業やグローバル企業で重宝されやすくなるということです。
理由④プログラミング言語を直感的に理解できる
プログラミングは全て英語で構成されています。つまり英語を理解していないままコードを書いていくと「日本語→英語→プログラミング」と一度翻訳する工程が入ってしまいますが、英語を理解できていれば「英語→プログラミング」とダイレクトに書くことであきらかにスピードの差が出ます。そのため英語学習とプログラミング学習を同時に行うことは効率が良いと言えるのです。
IT留学できる国
IT留学できる国は数多くありますが、代表的な下記5つの国の特徴を紹介します。
- アメリカ
- カナダ
- インド
- シンガポール
- フィリピン
それでは順に見てきましょう。
アメリカ
世界のIT先進国と言えばアメリカです。アメリカのサンフランシスコ南部に位置するシリコンバレーにはGoogle、Facebook、Appleなど有名な大手IT企業の本社が集まるほどです。つまり最先端のIT技術を学ぶにはアメリカがぴったりです。
ただしアメリカは物価が高いことから、航空券などの諸経費や生活費、学費などを含めた留学費用が非常に高額となります。またアメリカでの授業はグループレッスンを基本としていることから、英語力が高い人でなければ講師が話すネイティブ英語のスピードや理解が追いつかず、技術を学ぶことすら厳しいということになります。
カナダ
アメリカ同様カナダもIT技術が非常に優れている国の一つです。カナダへ留学する人が多い理由は、日本のように治安が良いことや、IT分野での就職率が高い傾向にあることです。そのためIT留学からそのままカナダで就職する人も多くいます。
ただしアメリカ同様英語のスキルが高くなければ授業内容を理解することができないこと、そして就職を希望する場合は英語でコミュニケーションがとれなければ採用は厳しいです。また生活費や学費を含めた留学費もアメリカと同じくらい高額になることを理解しておかなければなりません。
インド
インドは優秀なエンジニアが多く輩出している国として有名です。アメリカに本社を置くGoogle、Microsoft、Adobeなどの大手IT企業はインド人がCEOになっていることが多く、副社長や幹部たちもインド人が数多く活躍しています。
インドがIT大国となった理由には「英語が純公用語であること」「数字が強いこと」「社会身分制度のカースト制度からIT産業から外れること」などがあげられます。
アメリカやカナダの企業研修としてインドが選ばれるほど、技術面では高い評価を得ている国のため、IT留学にインドが選ばれているのです。
シンガポール
多民族国家のシンガポールは東京都23区程度の国土の小ささ、人口の少なさ、独立後70年ほどしか経っていないのにもかかわらず急速に経済発展を遂げている成長国です。
そんなシンガポールでは情報技術を使った「ICT(情報伝達技術)」、つまりデジタル化が国全体で徹底的に整備されており、世界139ヵ国を対象とした「ICT活用度ランキング」で1位を獲得するほどの高い技術を誇っています。
フィリピン
フィリピンは日本から約5時間で行けその中でもおすすめる南の島で時差は1時間のため、日本から行きやすい国です。リゾート地で有名なセブ島は旅行先として人気の島ですが、東南アジアで英語が学べる数少ない国として、語学留学やIT留学が近年話題となっています。
セブ島のIT留学は何と言っても欧米と比べて物価や学費が安いこと、日本人にとってフィリピン人の英語が聞き取りやすいことが魅力です。
セブ島IT留学のメリット
IT留学ができる代表的な国の一つとしてフィリピンが選ばれていましたが、その中でもセブ島でのIT留学が注目を浴びています。フィリピンでIT留学するならなぜセブ島をおすすめするのか、メリットを紹介していきます。
①徹底的に学習できる環境
②就職のネタ作りになる
③生活費や学費が他国より安い
④学習と休暇のメリハリがある
メリット①徹底的に学習できる環境
プログラミング学習をする9割が行き詰まりや挫折をしてしまうと言われています。その理由は独学で学んでいることや生徒数が多いクラスで学んでいることによって、質問できず解決できないためです。
セブ島のIT留学であれば基本的に少人数で授業が行われるので、分からない点は講師に質問しやすい環境にあるのが大きなポイントです。
また留学期間が限られていることやわざわざ海外に行ってまで学習しようということで、「どうにか留学中にスキルを身につけてやる」という強い意志を抱いている人が多く集まります。固い決心や強い願望を持った留学生が周りにいることで良い影響を受け、高いモチベーションを維持し続けることができます。
メリット②就職のネタ作りになる
周囲の就活生と差別化できなければ、希望とする会社で勝ち取ることはできません。そこで海外留学で語学やIT技術を学んだということは、一つのアピールポイントになります。
留学というものは学習するだけでなく、海外生活での困難から学べるものも多いでしょう。どういった困難に合い、どのように解決していったのかということを面接でアピールできれば、仕事でのトラブルにも立ち向かっていけるという自己PRでの説得力が増すはずです。
ただしなぜわざわざ海外で学ぶ必要があったのか、習得したスキルはどのくらいなのか結果を残していなければ逆にマイナスポイントとなってしまうため注意が必要です。
メリット③生活費や学費が他国より安い
学費、生活費、娯楽費、交通費などの費用を抑えたい方は、物価の安いセブ島がおすすめです。ものにもよりますがフィリピンの物価は日本の1/5程度と非常に安く、アメリカやカナダなどの欧米は日本よりも物価が高いです。同じ期間語学留学へ行った場合でも、数十万円~数百万円の差が開くことになります。
メリット④学習と休暇のメリハリがある
セブ島は一年中30度以上と温かな気候で、気温の変化によるストレスを感じにくいです。日々の勉強で疲れたら綺麗なビーチに行ってのんびりしたり、巨大なショッピングモールで買い物したりとリフレッシュできます。オンオフの差がある環境はモチベーションを維持することに繋がり、そして学習に集中しやすくなります。
また平日の授業は一日4時間以上パソコンと向き合っているため、放課後や休日に行う予習復習時間は、カフェやコワーキングスペースなど場所を変えて気分転換するのもおすすめです。
セブ島のおすすめIT学校3選
セブ島にあるIT学校はいくつもありますが、その中でもおすすめの学校と特徴を合わせて3つ紹介します。気になる学校があればお問い合わせや資料請求をしてみてくださいね。
≪セブ島にあるおすすめのIT学校≫
①Kredo
②AHGS English Academy
③NexSeed
おすすめのIT学校①Kredo
Kredo(クレド)は2016年に開校した日系のIT学校で、セブ島で唯一ITと英語のカリキュラムが政府公認を受けている学校です。開校から4年間で1,000人以上の卒業生を排出した実績を持ち、国内外のIT企業やフリーランスとして活躍しています。
≪Kredoの特徴≫
■最低1週間~のお試し留学が可能
セブ島のIT学校は最低でも3週間~の留学期間、23万円~の学費が一般的ですが、Kredoは最低1週間~のお試し留学で、10万円~と破格のコースが用意されています。留学はどういうものか不安に思っている方や、限られた休みを有意義に過ごしたい方はKredoの短期留学がおすすめです。
お金や時間に余裕がある方はハイレベルなスキルを身につけるため、最低1ヶ月以上の留学を推奨しています。
■少数人数クラスの授業は全て英語
他校のクラスは5人~10人と比べ、Kredoは3人~5人と少人数のため、英語やプログラミングについての質問のしやすさはもちろん、生徒に合わせたペースに加えきめ細やかな対応で授業が進められていきます。
また厳しい審査を通過したフィリピン人のエンジニア講師によるプログラミング授業は、全て英語で行うのがKredoの特徴です。授業いついていけるよう、TOEIC350以上の英語レベルが必要となります。もしくはプログラミングが多少わかる方であれば、TOEIC350以下でもなんとか理解することができるでしょう。
■スキルに合わせた幅広いコースが用意
先述したように授業は全て英語で進められていくため、そもそも英語を理解しなくてはIT授業についていけるわけがありません。そのため英語初心者の方には1日8時間びっちり英語だけを学べる「英語留学コース」が用意されています。
そしてある程度英語のレベルが上がったら、ITと英語の両方を各4時間ずつ学ぶ「ITコース」への移行が可能です。(英語の授業はマンツーマンクラスとグループクラスの各2時間)ITコースは英語とITのレベルに合わせたコースを選択することができます。
たとえば英語中級レベル・IT初心者レベルの方は「WEBベーシックコース」、英語中級レベル・IT中級レベルの方は「WEBデザインコース」や「WEBデベロップコース」などがあります。
■校舎から徒歩5分の高級コンドミニアムに滞在
経済特区「ITパーク」内にある校舎から、徒歩5分の高級コンドミニアムが宿泊施設です。ITパークはセブ島の中でも治安が良く、おしゃれなカフ、レストラン、バー、カラオケ、ナイトマーケットなど揃っているため、ITパークで働く人や観光客でいつも賑わっています。
また2019年12月にオープンしたショッピングモールもあるため、スーパーマーケットへ日常品の買い物、洋服屋さんでショッピング、両替など生活に困らない場所です。
おすすめのIT学校②AHGS English Academy
>>AHGS English Academyのホームページはこちら
AHGS English Academy(アーグス イングリッシュ アカデミー)は2015年に開校し、海外IT企業への転職や就職を目指したい方に適した学校です。フィリピン人講師への満足度は96%、友人に勧めたい率96%、留学後のインターン希望率は96%と満足度が高いことが強みです。
≪AHGS English Academyの特徴≫
■留学コースの種類が豊富
英語とITを学べる「グローバルIT留学」は、生徒それぞれの英語レベルと学習したい内容に合わせて10種類のプログラムから選択できるのが特徴です。
運営会社のAHGSはグローバルIT留学以外にも、さまざまな留学カリキュラムが用意されています。例えばデザインと英語を学習できる「デザイン留学」、セブ島からオーストラリアへ行く前の基礎学習「2ヵ国留学」、ダイビングライセンスを取得しつつ英語も学ぶ「ダイビング留学」など他校にはない取り組みが話題となっています。
■学費が0円になる「0円留学」
滞在費(ホテル代)や学費がかからない「0円留学」で留学することが可能です。留学費用を貯められず留学を諦めていた方にとっては嬉しいシステムですね。
学費0円で留学できる理由は、留学中に英語学習とする時間とコールセンターでお仕事をする時間が組まれているためです。コールセンターの顧客は日本人対応となるため、英語が話せなくても全く問題ありません。
■学校卒業後はインターンで働ける
卒業後の英語スキルやITレベルによっては、インターンで働くことが可能です。そしてインターンとして開発経験、英語・語学スキル、ビジネススキルなどさまざまな経験を積んだ後は、AHGSの正社員として入社することもできます。
■門限がないホテル滞在
学校から徒歩圏内にあるロビーが綺麗なホテルで滞在します。市内観光やビーチへ行くにも立地が良い場所にある場所なため、AHGSの留学生だけでなく一般観光客も滞在するホテルです。
通常語学学校の寮は23時までのように門限が設定されていますが、ホテル滞在のためいつでも外出できる自由な環境が人気の理由にもなっています。
おすすめのIT学校③NexSeed
NexSeed(ネクシード)は2013年に開校したフィリピン資本のIT学校です。
≪NexSeedの特徴≫
■全世界で活躍する卒業生
英語とプログラミング両方のスキル身につけた卒業生はアメリカ、イギリス、オーストラリア、台湾、タイ、フィリピン、コロンビア、ペルー、中国、ニュージーランド、インド、カンボジア、カナダ、ミャンマー、ベトナムと全世界15ヵ国で活躍するほど実力のある学校です。
■日本人スタッフのサポート
フィリピン人資本の学校ですが、約20名の日本人スタッフが常駐しているため、英語やプログラミング初心者の方でも安心して留学することができます。またフィリピン人のエンジニア講師に卒業後の進路をについて話を聞くのもよし、留学中の海外生活のサポートも担当カウンセラーがサポートしてくれます。
■1ヶ月140時間の英語学習
英語学習の時間は1ヶ月140時間で、高等学校の英語授業の1年分に匹敵します。英語に対する恐怖心を克服したい方、海外インターンや就職で活躍できるよう日常会話やビジネス英語をマスターしたい方におすすめです。
■学校外での実施授業
学校内で学ぶ英語やIT技術の他に、現地フィリピン人と交流できる「Experience(現地体験授業)」という学校外での授業も提供しています。Experienceはスラム街や現地企業を視察できるもので、フィリピンならではの異文化を肌で感じ、国際社会で柔軟性高く活躍するための突破力を学べる授業です。
まとめ
この記事ではセブ島のIT留学について詳しく紹介しました。まとめると下記の通りです。
- IT留学とは「IT技術と英語」を同時に学べる留学
- ITスキルは日本や欧米で学ぶより、セブ島で学ぶ方がコスパ良し
- 最先端のIT技術はアメリカやカナダなど英語圏から情報が発信されているため、英語で理解できると強みになる
- 英語スキルが高ければ日本国内~海外就職まで幅が広がる
プログラミング学習は挫折はつきもので、モチベーションを維持していくためには自分との戦いであることが大きいです。世界に通用するような技術を本気で習得したいと思っている方は、人生を変えるIT留学にぜひ挑戦してみましょう。