日本人スタッフがいるセブ島の病院「ジャパニーズヘルプデスク」とは?

海外留学で心配なことの一つに、現地での病院や病気などがあげられます。

  • セブ島留学中に病気やケガをしてしまったらどうしよう…
  • 英語が話せないけど、どうやって伝えればいいのだろう…

と不安に思う方は多いのではないでしょうか。そんな方に安心して利用できるのが「ジャパニーズヘルプデスク」です。

そこで今回は「ジャパニーズヘルプデスクの実態や利用方法」について詳しく紹介いたします。

ジャパニーズヘルプデスクとは

海外で体調が悪くなった時に安心できるのは、日本語での診療ではないでしょうか。セブ島に滞在中、日本語での診療ができるのが「ジャパニーズヘルプデスク」です。

ジャパニーズヘルプデスクは海外旅行保険に加入している人が受けられる、日本人向けの病院窓口です。英語が話せなくても日本人スタッフを通じて医療通訳を行ってくれるので安心です。

また大手海外旅行保険に加入していると、キャッシュレスで診察・治療を受けられます。

ジャパニーズヘルプデスクサービスがある病院

セブ島は一年中温暖な気候ですが、室内と外気の温度差で風邪をひいたり、慣れない海外生活やストレスなどで体調を崩す人が多いです。

セブ島にはいくつかのジャパニーズヘルプデスクサービスがあり、万が一病気にかかった場合は日本人スタッフが在中する病院で治療を受けることが可能です。それではセブ島のジャパニーズヘルプデスクサービス病院を3つ紹介していきます。

①Cebu Doctors’ University Hospital

病院名 Cebu Doctors’ University Hospital(セブドクターズ ユニバーシティ ホスピタル)
住所 Osmena Boulevard, Cebu City, 6000 Cebu, Philippine
電話番号 +63-917-571-7436(日本語対応)
受付時間 月〜金曜日:9:00~18:00まで
土曜日  :9:00~14:00まで
ホームページ https://cebudocgroup.com.ph/

②Chong Hua Hospital – Mandaue City

病院名 Chong Hua Hospital – Mandaue City(チョンワ ホスピタル マンダウエシティ)
住所 Mantawi International Drive, Subangdaku, Mandaue City, Cebu
電話番号 +63-917-791-2177 (日本人スタッフ)
受付時間 月〜土曜日:8:30~17:30まで
ホームページ http://www.chonghua.com.ph/

③Mactan Doctors’ Hospital

病院名 Mactan Doctors’ Hospital(マクタン ドクターズ ホスピタル)
住所 Basak, Lapu-Lapu City, Cebu
電話番号 +63-917-791-2177 (日本人スタッフ)
受付時間 月〜土曜日:8:30~17:30まで
ホームページ https://cebudocgroup.com.ph/

ジャパニーズヘルプデスクの利用方法

ジャパニーズヘルプデスクを利用するためには、下記5つのステップが必要です。

ステップ1.診察の予約・持ち物の確認

ステップ2.病院へ向かう

ステップ3.受付

ステップ4.診察

ステップ5.会計・処方

今回はセブドクターズホスピタルのジャパニーズヘルプデスクを利用した場合について詳しく紹介していますが、他の病院でも大まかな流れは同じです。

それでは順番に解説していきます。

ステップ1.診察の予約・持ち物の確認

病院に電話をし「診察希望の時間帯、症状、海外旅行保険の有無」などを伝えて予約をします。海外旅行保険の有無や症状によっては持ち物が異なるため、何が必要なのか確認しましょう。

予約なしで受診することもできますが、混雑を避けることや感染症の疑いがある場合もあるため、事前に予約して行くことをおすすめします。必要な持ち物は下記があげられます。

  • パスポート
  • 海外旅行保険証
  • クレジットカード
  • マスク
  • フェイスシールド   など

ステップ2.病院へ向かう

予約した病院へタクシーで向かいます。自分一人で歩けない、話せないほど体調が悪い時は、学校のスタッフや友人に声をかけて付き添ってもらいましょう。

セブドクターズホスピタルのジャパニーズヘルプデスクは病院正面のすぐ右側にあります。正面で降りたいことをタクシーのドライバーに伝えましょう。

ステップ3.受付

セブドクターズホスピタルのジャパニーズヘルプデスクの入り口は常に施錠されています。ドアの右側にあるベルを鳴らすと病院スタッフが解錠してくれるので、そのまま待ちましょう。

そして日本語で書かれた問診票に名前、語学学校名、滞在先住所、症状などを記入し、パスポートや保険証などを提示して受付を済ませます。

ステップ4.診察

フィリピン人のドクターは日本語が少し話せる程度ですが、日本人スタッフが医療通訳をしてくれるので安心です。採血や検査が必要な場合は、病院スタッフが別な部屋まで案内してくれます。

ステップ5.会計・処方

加入している保険がキャッシュレスの場合は、ここで財布を出す必要はありません。キャッシュレスではない場合は、現金やクレジットカードで支払いをしましょう。

薬が処方された場合は病院外の薬局に行くのではなく、ジャパニーズヘルプデスク内で直接もらうことができます。そして服用の仕方や通院について話を聞いたら終わりです。

ジャパニーズヘルプデスクを利用する際の注意点

ジャパニーズヘルプデスクは日本人であればだれでも利用することができるわけではありません。また保険の種類やクレジットカードによっては、利用方法が若干異なります。どういう点に気を付けなければならないのか紹介していきます。

  • ジャパニーズヘルプデスク対応の海外旅行保険に加入
  • クレジットカード海外旅行保険の付帯の種類
  • 付帯条件・補償範囲・補償額の確認
  • 補償期間の確認

ジャパニーズヘルプデスク対応の海外旅行保険に加入

現地病院にて日本語での対応やキャッシュレスでスムーズに治療を受けるためには、ジャパニーズヘルプデスクに対応している海外旅行保険(留学保険)に加入する必要があります。大手保険会社はキャッシュレスサービスに対応しているものの、一部の保険会社では自分で支払いし、帰国後保険会社に請求しお金を受け取るという場合があります。

診察や薬代によっては高額な金額をフィリピンペソで用意しなければならいので、キャッシュレス対応の海外旅行保険に加入するのがおすすめです。

クレジットカード海外旅行保険の付帯の種類

クレジットカードについている海外旅行保険は「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。

自動付帯とはクレジットカードを所持しているだけで、自動的に海外旅行保険が付帯されていることを言います。一方で利用付帯は、日本出国前に旅行代金や航空券などをクレジットカードで支払いすることを条件に付帯されることを言います。

ご自身が使っているクレジットカードはどちらのタイプなのか確認しておきましょう。

付帯条件・補償範囲・補償額の確認

クレジットカードによって海外旅行保険の付帯条件・補償範囲・補償額が異なります。利用付帯の場合はどんなものを支払いするかで補償されるかどうかが決定します。そして補償範囲・補償額はクレジットカードによって数百万~数千万円も異なります。

いざとなったらキャッシュレスでスムーズに海外旅行保険を使えるよう、付帯条件・補償範囲・補償額を事前に確認しておきましょう。確認方法はクレジットカードに付属された説明書をチェックするか、カード会社に直接問い合わせることで確認することが可能です。

補償期間の確認

クレジットカードに付帯される補償期間は、渡航日から90日以内に限られています。海外に90日以上滞在される場合はそれ以降利用することができなくなるため、別な海外旅行保険に加入するなど対策を取る必要があります。

まとめ

今回はセブ島のジャパニーズヘルプデスクについて紹介しました。以上をまとめると

  • セブ島留学へ行くなら海外旅行保険に必ず加入すること
  • キャッシュレス対応の海外旅行保険に加入すること
  • クレジットカード付帯は利用条件・補償範囲・補償額・補償期間を確認しておくこと
  • ジャパニーズヘルプデスクを利用する時は、電話予約してから行くこと

です。

セブ島留学を安心・安全に楽しく過ごすためには、万が一の備えをしっかりしておくことが大切です。フィリピン入国する前に海外旅行保険の手続きや事前確認を忘れないようにしましょう。