フィリピン・セブ島留学のデメリット16選!包み隠さずお答えします

フィリピン・セブ島は温暖な気候や綺麗なビーチがある環境で学習できるとして人気の留学先となっています。日本から近い英語圏で、聞き取りやすい英語を話すことも人気の理由です。

留学エージェントに行ったり学校のパンフレットを見たりすると、卒業生が「行って良かった」「コスパ最高」「TOEICの点数が〇点上がった」などいい話ばかり見聞くかもしれません。

しかしセブ島留学を検討している方にとっては

  • 治安や知らない人との共同生活で学校生活が不安…
  • 語学留学に行ってどのくらい自分の英語力は上がるのかな…

など不安要素があるため、「良い話ばかりだけではなく、デメリットも理解したうえで決断したい」と方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回はセブ島留学経験者が「セブ島留学のデメリット」を包み隠さず紹介していきます。「学校・授業」「宿泊施設」「治安」「生活」の4項目に分けて解説していくので、セブ島留学を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

セブ島留学のデメリット【学校・授業】

講師はネイティブではない

フィリピンは英語が公用語となっているものの第二言語ではありません。つまりフィリピン人講師はネイティブスピーカーではないため、ネイティブと比べて「発音」「スピード」「スラングの使い方」が異なります。

とはいえ英語初心者の日本人からすると、ネイティブの英語よりフィリピン人が話す英語の方がゆっくりで・聞き取りやすく・学習しやすいのが特徴です。一方で英語上級者は学校によっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。

講師の質に高低差がある

フィリピン人講師の英語の質は差が大きいです。フィリピン人の英語力はレベルが高く、アジアではトップクラスです。しかし夏休みや冬休み、連休が重なる日など繁忙期の時には講師の数を補うため、臨時の短期講師を沢山雇っていることがあります。

そうなると大学を卒業したばかりの20代前半の講師や、英語の知識や理解が深くても講師経験が少なくスムーズに授業が進まないなど講師の当たりはずれがある学校もあります。

アジア人が多い

セブ島の語学学校は日本、韓国、台湾を中心としたアジア人がメインで、ヨーロッパやその他のエリアからの留学生はほぼいません。多国籍な雰囲気で英語を学習したい、さまざまな国の友達を作ることが留学の目的としている方にとっては、欧米留学の方が向いていると言えます。

ただし欧米留学の場合英語初心者クラスはセブ島と同様にアジア人が多く集まり、中級者以上からは欧米人が多く集まる傾向にあります。そのため自分の英語レベルに合わせて留学国を選ぶか、英語初心者であってもあえて欧米留学を選択するという方法もあるでしょう。

日本語を話す機会が多い

セブ島の語学学校は日系と韓国系の2つに分けられていることがほとんどです。

日系の語学学校は日本人の割合が高く、授業以外の時間はどうしても日本語を話してしまう機会が多くなりがちです。一方で韓国系の語学学校は韓国人の割合が多いものの、日本の学生が夏休み・冬休みとなる時期やゴールデンウィークやシルバーウィークのような大型連休時期には、韓国人よりも日本人の割合が高くなります。

英語漬けの留学を希望する場合は「韓国系の語学学校を選ぶこと」「可能であれば学生や大型連休と重ならない時期に留学すること」「母国語を話すと罰金が科せられるスパルタ学校を選ぶ」とよいでしょう。

スパルタ学校については下の記事で詳しく紹介しています。
フィリピンのスパルタ式語学留学とは?向いている人の特徴やメリット

本気度の温度差がある

留学生それぞれ留学の目的や、英語を学習する意欲は大きく異なります。

セブ島は一年中温暖な気候で綺麗な海での海水浴や島めぐり、市内観光、ショッピングなど遊べるスポットが多いです。そのためある留学生は英語学習よりバケーションのように遊びをメインで留学に来ている人、ある留学生は仕事や資格など将来のために留学に来ている人がいます。

後者のように英語習得を目的としている方が前者のように遊んでばかりいる人達に囲まれると、せっかく学習できる環境に身を置いても遊びに走ってしまう可能性が高いでしょう。

セブ島留学のデメリット【宿泊施設】

学食が合わない

語学学校のほとんどは学費の中に毎日3食分の食事が含まれていますが、学食が自分好みの味付けではない場合があります。

先ほどもお伝えしたように、語学学校は日系と韓国系の2つに分けられていることがほとんどです。日系の場合は日本食をメインに、韓国系の場合は韓国料理をメインにフィリピン料理やそのほかの国の料理など飽きないようにさまざまな献立が考えられています。

食事を作っている人の多くはフィリピン人のため、脂っこい・しょっぱい・甘い味付けのフィリピン料理寄りの日本食や韓国料理など、不思議な味付けになってしまうこともしばしばです。

もちろん本格的で美味しい食事を提供する学校もありますが、一般的な学校は毎食美味しい食事が提供されるとは限りません。そのため日本からインスタント食品やふりかけなどを持参して、食事を楽しむとよいでしょう。

インターネットが遅い

語学学校には無料のWi-Fiが用意されていますが、接続スピードはかなり遅いです。特に昼休み、放課後から就寝までの時間帯は留学生が一斉に使用することでさらにスピードが遅くなり、ストレスに感じてしまいます。さらに雨や台風などの悪天候の時はWi-Fiの速度が落ち、接続できないこともあります。

ただし高級ホテルやカフェにある無料Wi-Fiは一般的な語学学校と比べて早い傾向にあるので、画像や動画などの容量が重いものを送受信する場合は外出先で接続するのがおすすめです。

セブ島で自分のスマートフォンを使用する方法については下記の記事をご覧ください。
フィリピン留学でスマホを使う方法|SIMカード購入~利用の手順

門限がある

語学学校が用意する宿泊施設の場合は門限があるケースが多いです。語学学校は自由学校、セミスパルタ学校、スパルタ学校の3つに分けられており、学校の種類や各学校によって門限の時間は異なります。

例えば下記のような門限が設けられています。

スパルタ学校 週末のみ外出OK
金土:23時門限
セミスパルタ学校 毎日外出OK
月~木・日:22時、金土:23時門限
自由学校 毎日外出OK
月~木・日:23時、金土:25時門限

宿泊施設を自分で契約したホテルやコンドミニアムの場合は門限がありません。門限がある施設で万が一規則を破ってしまうと、罰則として宿題を多く出されたり最悪退学になってしまったりするケースもあるので注意が必要です。

現地に行ってから知ったということがないよう、学校の門限や規則はどういったものがあるのか、事前に確認しておきましょう。

フィリピンのスパルタ式語学留学とは?向いている人の特徴やメリット

セブ島留学のデメリット【治安】

観光スポットが治安の悪いエリア

フィリピン全体、セブ島の治安は以前と比べて良くなったものの、未だに危険なエリアが存在します。セブ島の中で治安が悪いとされるエリアは

  • カルボンマーケット
  • コロンストリート
  • マンゴーストリート

です。

このエリアは食品から服までなんでも売っている市場や教会など、セブ島のガイドブックに載るような有名観光スポットがひしめき合っています。観光客だけでなく買い物や教会を訪れる地元民でいつも賑わっているため、人混みに紛れ込んでスリやひったくりを行う人が多く存在します。

また大人の犯罪だけでなく、ストリートチルドレンにも注意が必要です。

セブ島の治安は危険?旅行者よりも留学生に多い犯罪事例や対策方法

軽犯罪がよくおきている

フィリピン全体としての犯罪統計は一年間で約47.5万件とかなり多いですが、命に関わるような犯罪はあまりなくほとんどが軽犯罪です。セブ島に留学へ来ている留学生が最も遭いやすい犯罪被害は

  • スリ・置き引き
  • ぼったくり
  • トランプ詐欺
  • 睡眠薬強盗

の4つです。

日本では飲食店等で自分の座席を確保するために貴重品をテーブルの上に置く人、口が開いたデザインのバッグ(トートバッグ、ハンドバッグ等)を使用している人、パンツの後ろ貴重品をしまっている人をよく見かけるでしょう。これらをフィリピンでやってしまうと、ほぼ確実にスリや置き引きの被害に遭います。

また門限が緩い語学学校ではどうしてもナイトクラブや飲み屋など、夜遊びをしがちです。夜遅い時間帯はナイフや銃などを持った犯罪者が多く出歩いているため、お酒を飲んでつい羽目を外してしまうと、なにかしら危険が及ぶ可能性があるということを理解しておきましょう。

セブ島留学のデメリット【生活】

衛生環境が悪い

空港やショッピングモール、語学学校、高級ホテルなど一部の施設や地域をのぞいて、街中を見回してみると至る所にゴミが散乱していて不衛生です。舗装されていない道路や壊れたままの下水溝など、ガタガタになっている道路をよく見かけます。

また男性であれば屋外で排泄したり、生ごみを道路わきの下水道に直接流したり、悪臭が漂っている場所もあります。このような社会問題や貧困問題について勉強したい・世界を知りたいという方にとっては、発展途上国への留学は有意義なものとなるでしょう。

お腹を壊しがち

水や食べ物、環境の変化によるストレスからお腹を壊してしまう留学生が多くいます。日本の水道水は飲み水としてそのまま飲むことができますが、フィリピンの水道水は一度沸騰させないと飲むことができません。

お腹が極端に弱い人は歯磨きやシャワーをした時の水道水の口で、お腹を壊す人もいます。そのため飲み水や歯磨きの際はウォーターサーバーボトルの水やペットボトルの水を使用するとよいでしょう。

またフィリピン料理は脂っこい・しょっぱい・甘い・濃いと、味が単調なのが特徴です。そして料理に野菜を取り入れる習慣が少ないことから、腸内環境が悪く腹痛の原因になってしまう場合があります。

虫が多い

フィリピンは一年中温暖な気候なため、どうしても虫が多いです。語学学校や宿泊施設は定期的に殺虫剤を撒くなどの虫対策を行っていますが、完全に防げるわけではありません。雨が続く雨季の時期、木々や水辺が近くにある場合は蚊が多く発生し、蚊を媒介して発症するウイルス性の熱疾患「デング熱」にかかる場合があります。

またライトの光に集まる虫たちを食べる爬虫類も多く生息しています。虫や爬虫類はどうしてもダメという方は、虫があまりいないカナダなどを選択すると良いでしょう。

野良犬が多い

セブ島だけに限らず、フィリピン全体で野良犬をよく見かけます。一昔前の日本でも野良犬を見かけていたはずですが、現在ではめったに見ることはなくなりましたよね。

野良犬はセブ島では飲食店やショッピングモール、民家付近など食べ物がある場所に住み着いていることが多く、人間が与えた食べ物や捨てたものを食べて生きています。見ている分には可愛い犬ですが、不衛生な環境で育った野良犬は引っかかれる・舐められる・噛まれることで感染症を引き起こしてしまうことがあります。

万が一狂犬病を持った犬と接触し発症してしまうと、ほぼ100%の確立で命を落としてしまいます。フィリピンに出国前に狂犬病のワクチンを打っていくか、接触してしまった後に現地の病院へすぐ行き対処してしまうことで発症を抑えることができます。

停電がよくある

日本で停電する時は大きな災害や天災の時くらいでめったに起こることはありませんが、セブ島は月に1~2回程度起こります。しかし語学学校やホテル、ショッピングモールなどの施設は各建物に発電機が完備されているため、万が一停電が起きても数秒~数分程度で復旧します。

しかし停電によって大事なデータが消えてしまうことや、部屋全体が真っ暗な状態で過ごさなくてはならないため、停電する可能性があるという事実を知っておきましょう。

運転マナーが悪い

タクシーやバスなどの人を乗せる仕事を行っているドライバー、一般ドライバー含め、フィリピン人は運転マナーが悪い人が多いです。

セブ島での移動手段と言えば

  • タクシー
  • 乗り合いバスのジプニー
  • バイクタクシー
  • 三輪バイクのトライシクル

がメインです。

フィリピン人はのんびり穏やかな性格と思われがちですが、運転マナーに関してはかなりせっかちで、ウインカーを出さないことや信号を守らないこともよくあります。

さらに自分よりスピードが遅い乗り物を追い越そうと、反対車線をはみ出してまで追い越していくドライバーも多いです。普段から乗り物酔いしやすい方は、酔い止めを日本から持参するとよいでしょう。

セブ島留学はこんな方におすすめ

ここまでセブ島留学のデメリットをお伝えしましたが、目的によっては大きなメリットになります。どういうことなのか具体的に解説していきます。

  1. 留学費用や生活費用を抑えたい方
  2. 学習する時間を集中的に確保したい方
  3. 英語を話すことに抵抗をなくしたい方
  4. 英語初心者~中級者向け
  5. 欧米留学やワーホリに行く予定がある方

留学費用や生活費用を抑えたい方

語学留学できる国はさまざまありますが、その中で物価も学費も安いのがセブ島留学です。セブ島留学の学費には

  • 一日8時間程度授業料(マンツーマン+グループレッスン)
  • 寮費
  • 3食分の食費
  • プールやジムなどの施設利用
  • ベッドメイキング
  • ランドリーサービス

などが含まれています。しかし欧米留学の場合は

  • 一日4時間程度の授業(グループレッスンメイン)
  • ホームステイ費用は別途費用が必要
    (例:アメリカだと1ヶ月30万円~)
  • 食事やホームステイ先を自分で用意し、別途費用が必要
  • プールやジムは個人で契約し、別途費用が必要
  • ランドリーは自分で行うため、別途費用が必要

のように、授業時間は少ないうえに生活費が別途かかることが多いです。

セブ島留学での費用はどのくらいかかるのかについては、下記記事をご覧ください。
セブ島留学の1ヵ月の生活費内訳!学校寮とホテル手配の料金・機能の差

セブ島留学の総費用はいくら?リアルな相場・内訳を期間別に解説!

学習する時間を集中的に確保したい方

先ほどもお伝えしたようにセブ島留学の授業時間は8時間程度で、マンツーマンクラスとグループクラスの両方でしっかり学習することができます。セブ島のスパルタ学校の場合は8時間の授業に加え、テストと自習時間が毎日設けられており、平日は外出できないほど校則が厳しい仕組みとなっています。

また生活面に関してはほとんどの語学学校で毎食食事の用意、部屋の掃除、洗濯を行ってくれることから、英語学習だけに集中できる環境が揃っているのが魅力的です。

セブ島のスパルタ学校について詳しく知りたい方は、下記記事もぜひご覧ください。
フィリピンのスパルタ式語学留学とは?向いている人の特徴やメリット

英語を話すことに抵抗をなくしたい方

フィリピン人の性格はとても明るく話しやすい雰囲気なため、英語を話すことに抵抗がなくなりやすいです。

日本人は人前で英語を話すことに慣れておらず、恥ずかしい気持ちも持っている人が多いです。しかしフィリピン人講師は生徒が理解しやすいようにゆっくり・はっきり・簡単な言葉で話してくれ、温かな目でうなずき生徒の話を聞いてくれます。

この環境で繰り返し英語を使っていくことによって英語を話すことに抵抗がなくなり、いずれ自信へと繫がっていくのです。

英語初心者~中級者向け

セブ島留学は基本的に中学レベルの英語初心者から中級者向けの人におすすめです。先述したようにフィリピン人講師が使う英語の話し方は日本人にとって聞き取りやすいため、社会人で完全に英語初心者であっても気兼ねなく学習することができます。

また幼児や小学生の小さな子供も受け入れている語学学校も多く、親子で一緒に留学する親子留学もいいですね。

欧米留学やワーホリに行く予定がある方

欧米留学など二か国留学へ行く方やワーキングホリデーに行く方にとって、英語のレベルを上げることは将来的なプラスになることから、セブ島留学を経験しておくのがおすすめです。

欧米圏の語学学校の講師はネイティブなため、英語初心者にとって発音やスピードの速さから全く聞き取れず、分からないまま留学期間が刻々と過ぎてしまいます。しかしセブ島留学で英語レベルを上げることによって欧米留学での授業いついていきやすくなり、レベルが高いクラスの人と一緒に学習することもできます。

またワーキングホリデーに行く人の場合、英語レベルが高いと仕事の選択肢が増えるだけでなく、収入もアップしやすくなります。

まとめ

この記事ではセブ島留学のデメリットについて紹介しました。

留学先や語学学校の選び方はひとそれぞれですが、どの国を選んでもメリット・デメリットはあるはずです。留学する目的・将来のゴール・英語レベルなどに合わせて自分にぴったりの留学生活が送れるようじっくり検討していきましょう。